何でも自分の畑に行って、採ってきて食べるんです。
私が生まれた故郷は、、、「食事っていうのは自分で作って自分で食べるもの」
なんでもそうだったんですね。
私が生まれた頃は、、、
私のうちでは買うものがあまりなかったです。
ほとんど自分の家にあったんですね。
米も作るし、野菜も作るし、スパイスも作るんですよ。
ちょっとしたスパイスは買えばいい。
コリアンダーも自分で作るんですよ。
けっこう主なものは全部自分で作って…
そういう生活をしてきました。
家は山の方だったんですけど、、、
ちょうどいい暖かさで、あんまり寒くもないし、
あんまり暑くもない所だったので…
スパイスとかもけっこう…
コリアンダーとか、野菜とかがいっぱいできるんですね。
バジルはみんな自分のうちで作るんですよ。
自分のうちの手前にはバジルが…
みんな、だいたいのうちにあるんですね。
そのバジルの葉っぱを採って…
紅茶に入れて毎日飲んでるっていう感じ。
夜になると夕食の準備するじゃないですか。
私たちには「あれを採ってきてぇ〜」
「野菜を採ってきてぇ〜」って言うんですよ、母に。
で、畑に行って野菜を採ってくる。
「どんな野菜を採ってくればいいんですか」って聞いて…
「これを採ってきてぇ～」って。
「大根採ってきてぇ～」「キャベツ採ってきてぇ～」「カリフラワー採ってきてぇ～」「ジャガイモ採ってきてぇ～」とか。
それを採ってきて、その場で料理をして。
それ「ある意味でね、幸せかなぁ。」
けっこうないものがいっぱいあったけど、
こんなに素晴らしいというか…
「こんなにフレッシュなものを自分で食べて来たのかなぁ」
そう思うと今はすごい懐かしく、幸せだったのかなぁと思いますね。
菜の花の野菜が…
花ができる時期にこちらのスーパーで売ってるんですね。
けっこうたまにあるんですが、
「私たち故郷では、みんな自分で採ってきて食べたものなんですよ」
その味とこの味を比べるとね、
まあ、ちょっと違うんですけど…
故郷を思い出してたまに作りますね。
「何でも自分の畑に行って、採ってきて食べるんです」